2008年5月5日月曜日

根治治療の手術後

■5月5日

次男はPICUからハイケアの一人部屋に移った。

尿の管はまだ付いたままだったし、酸素濃度も低かったが、一緒にいてあげられるようになり、少し安心。

だが、まだ胸の傷口等が痛いのか、ママやパパと離れてPICU(小児集中治療室)に入れられていたからか、次男に笑顔がまったく出ない。

ミルクも飲んだがその後直ぐに吐いてしまった。

■5月6日

次男は夜うまく寝られないらしく、看護士さんに眠る薬を貰って寝ているらしい。

だけど、今日はそのお陰で少し寝られてからか次男に笑顔が出てきた。

■5月7日

昨日の夜も薬を使って寝たらしい。

まだ支えがいるけど次男が座れるようになった。

ただ、夕方から37度7分の熱が出て中止できそうだった抗生剤をまだ続けることになる。

■5月8日

点滴ラインを外す。

ハイケアの部屋から個室に移る。

■5月9日

次男、お風呂や採血で大泣き。

■5月10日

抜糸。

■5月12日

エコー等の検査。

次男は相変わらず夜2、3回起きて大泣きするらしい。

■5月13日

微熱はあるものの、このまま病院にいても観察しておくことぐらいしかできないということで、無事退院!その後、熱も下がり、経過は順調。

2008年5月2日金曜日

根治治療の手術日当日

手術日当日、パパは、朝、長男を保育園に送ってから大学病院に向う。

ママと、大学病院で落ち合ったときには次男は既に、手術室へ入った後。

ママと二人で家族控え室で待つ。

先生からは、胸を開いての手術の正味の時間は3~4時間、その前後の時間を入れて6時間前後と言われていた。

次男は8時半ごろ手術室に入ったので、14時半頃には終わる予定だが、予定を過ぎてもなかなか先生が来ない。

もうそろそろだと思ってから先生が説明に来るまでまっているこの時間はとても長く感じる。

ようやく15時半頃、先生が家族控え室に来て、手術の説明をしてくれた。

無事成功したとのことで、ママと二人でホッとした。思わず涙が出そうだった。(ママは泣いていたけどね。)

家族や親戚に手術が無事成功したことを連絡した後、16時頃PICUで次男と面会。

次男はまだ麻酔がかけられ、体にはイロイロな管がついていたが、バンディングのときは、口に酸素を送る管が挿入されていてもっとかわいそうな感じだったが、今回は、酸素マスクが口の近くに置かれているだけで、口の中に直接管が挿入されていないせいか、幾分落ち着いた感じだった。

ママはその後、長男を保育園に迎えに行くため家に帰る。

パパは、万が一のため?病院に待機。

その後、17時ぐらいに、先生より「次男の容体がいいので待機を解除します」と言われ、もう一度次男に面会した後、帰宅。

2008年4月30日水曜日

根治治療の手術説明(その2)

■予定手術形式

根治術(心室中隔欠損閉鎖、肺動脈形成)人工心肺の使用の必要性あり。

心筋保護液を用いた心停止操作の必要性あり。

■心臓手術の一般的な合併症や危険性

・出血:出血性ショック・再開胸、大量輸血(ウイルス肝炎)
・心不全:術後心不全→強心剤投与、補助循環:ECMO、心筋梗塞
・不整脈:ブロック→ペースメーカー、頻脈性不整脈
・脳障害:塞栓による脳梗塞、脳出血、低酸素脳症による精神運動、発達遅延
・感染:創感染、肺炎、縦隔洞炎、敗血症、感染性心内膜炎、MRSA感染症(人工心肺による免疫不全状態)
・その他:肝障害:肝機能障害、肝不全
腎障害:乏尿、浮腫~腎不全→血液透析、腹膜還流
肺障害:気肺、肺水、乳び胸、肺炎、肺動脈血栓
血栓塞栓症:動脈や静脈の閉塞、四肢壊死など
アレルギー:麻酔薬、輸血など
横隔神経麻痺(横隔膜縫縮)、半回神経麻痺(嗄声・嚥下困難)
褥創、禿瘡、気道狭窄(長期押管による抜管困難)
再手術:遺残短絡、三尖弁・肺動脈弁・僧帽弁・大動脈弁逆流
胸郭変形、創部のケロイド形成

■皮膚切開法

胸骨正中切開

■輸血を必要とする可能性

50%

■予想周術期死亡率

5%

手術説明を聞く度、暗い気持ちになる。

でも今回、次男の手術担当の先生はとても丁寧な説明で、かつ、説明の仕方も上手。

この先生なら任せられる感じがした。

後は、手術の成功を祈るのみ。

根治治療の手術説明(その1)

根治治療の手術説明の手術説明を受けた。

今回の手術を担当する先生はとても説明が上手(判り易く)、かつ、丁寧だった。

説明によると

■現在の次男の病状は

心室中隔欠損症、心房中隔欠損症、右冠動脈-右房短絡

左心房と右心房、左心室と右心室、の間の隔壁の発育が不十分でそれぞれの間に穴があいている(中隔欠損症)。
肺動脈絞扼術で肺動脈を狭くしているので根治術の際に、狭い所を治す必要がある。

■治療の目的

左心房と右心房との壁(心房中隔)、左心室と右心室との壁(心室中隔)にあいた孔を閉じ、肺動脈を形成する。

但し、心房の孔は閉じている可能性がある。

■治療の内容

胸骨正中切開、人工心肺下において心臓の動きを一時的に止めて手術を行う。

左心房と右心房との壁(心房中隔)、左心室と右心室との壁(心室中隔)にあいた孔をパッチを用いて閉じる。

心房と心室の間の弁(三尖弁)に逆流が無いことを確認。

ドレーンという管を挿入し、キズを縫い閉じて手術を終了。

2008年3月31日月曜日

手術延期

大学病院で先天性心疾患の赤ちゃんが多く生まれていて緊急の手術を多くしなくてはいけないからという理由で次男の心臓の手術が5月2日に延期になった。

2008年3月28日金曜日

退院(手術前のカテーテル検査)

今日の朝、次男は無事大学病院を退院。

パパは出張で山口に行くため、朝、大学病院で次男の退院手続きを手伝い、ママと次男をタクシーに乗せた後、そのまま東京駅へ。

無事退院してホッとしたが、次に本番が控えているので、心の底から喜べない微妙な感じ。

次の心室の穴を閉じる、本番の心臓手術は、4月15日に決まった。

2008年3月25日火曜日

手術前のカテーテル検査当日

カテーテル検査の危険性は少ないとは言われているものの0(ゼロ)ではないのでやはりドキドキしながら家族控え室で次男を待つ。

3時間ぐらいと言われていたが、結局、先生が成功を告げに来たのは開始から4時間ぐらい後。

先生の説明によると、右足からカテーテルを入れようとしたけどどうもうまくいかず左足から入れたとの事で次男の両足に傷があった。

また、その時の説明で、カテーテルの際、次男の腎臓の形が少し普通と違う感じがしたので後で専門の先生に診てもらいましょうと言われたが、その後腎臓の専門の先生にエコーで診てもらったところ、「腎盂の形が少し違うけど、エコーで見る限り他に問題はなさそうだから今後、尿検査のときに少し気にする程度でよいでしょう」

と言われ、一安心。

2008年3月24日月曜日

再び入院(手術前のカテーテル検査)

再び入院。

今回は同室の子は4ヶ月の子。白血病だって。お母さんもいい人そうで安心。
(いびき等かかなそうで、、、)

次男は点滴ラインをとられて痛くて泣いていたが、他の検査は前回やっているからということで今回はやらなくてもよく、その点は安心。

やっぱり次男が疲れてしまうからね。

明日は9時から、カテーテル検査。

2008年3月11日火曜日

手術前のカテーテル検査延期

入院する前からもともと少し鼻づまり君だった次男だがカテーテル検査の当時の朝も結構鼻づまりで、咳も一時止まらないくらいしていたため、直前でカテーテル検査が中止になった。

昨日の夜、同室のお父さんのいびきが凄まじく妻は一睡も寝られず、次男もあまり寝られなかったのも影響したかな?

その後、大学病院から連絡があり、3月25日に手術前のカテーテル検査を行うことになった。

2008年3月10日月曜日

入院(手術前のカテーテル検査)

手術前のカテーテル検査のために朝、大学病院に入院。

大学病院に着いてから、外来の診察→入院手続き→眠り薬を飲んでからのエコー→点滴ライン取り→心電図→レントゲンとイロイロあり、次男は凄く疲れる。

しかも入院した部屋は二人部屋で小学生だが、今日だけお父さんが付き添っているらしく、何時もと勝手が違うらしくその小学生が大暴れ。お父さんもイライラして次男はうまく寝られないらしい。

最悪。

2008年2月12日火曜日

手術前のカテーテル検査の説明

次男の体重増加が少なくなってきたためか、心臓の手術の前のカテーテル検査を3月11日に行うことになった。

適切な内科治療の決定、手術の適応・時期の決定、他の検査では判らない異常の発見のために行うのだそうだ。

検査の内容としては、太ももの血管から、血管に沿ってカテーテルを進め、直接、採血、血圧測定を行い、造影剤を注入し、心血管の形態・機能を調べるとのこと。

検査に伴う危険性や合併症については、

・出血
・感染症
・血栓症
・塞栓症
・ショック
・心不全
・不整脈
・発熱
・頭痛、嘔吐
・薬物アレルギー

等があるとのこと。

でも、必要な検査のようなので、行ってもらうことにした。