2007年8月3日金曜日

肺動脈絞扼術に関する治療・検査の説明(その2)

次男の病状の説明としては、
「右心室と左心室との間に隔壁(心室中隔)に穴が開いており、そのため、左心室の血液は大動脈だけでなく肺動脈にも流れていること。」
「肺動脈に流れる血液が多くなっており、肺動脈の血圧が高くなっていること。」
「小さいが心房にも穴が開いていること。」
等の説明を受けた。
また、
「治療としては現段階で、心臓を開いて心室中隔欠損及び心房中隔欠損を閉じる手術は次男への負担が高く適さないため、肺動脈絞扼術を予定していること。」
「肺動脈絞扼術の目的は、肺動脈を狭くすることで、肺動脈に流れる血液を制限し、肺高血圧の進行を予防すること。」
「予定している治療を行わない場合は、肺高血圧が進行して生命にかかわること。」
等の説明を受けた。

また、治療の内容としては、
「胸骨正中切開で行うこと。」
「肺動脈にテープを巻いて狭くすることで、肺動脈へ流れる血液を制限すること。」
等の説明を受けた。

肺動脈絞扼術を経ず、根治術が出来ないものか疑問を持っていたが、心房にも穴が開いていたこと、肺高血圧の症状が出ていること等により、肺動脈絞扼術をするのもやむを得ないのかな?という感じはしたが、大学病院の先生達はもう肺動脈絞扼術をするものとして説明をしていて親に選択権は無いような感じだった。
後に、根治術をすることになるのだが、そのときの先生の方が説明や親の疑問等に対して丁寧に対応してくれた印象がある。
なお、今回の肺動脈絞扼術の予想周術期死亡率は2%だと言われた。